キャンピングカー

キャンピングカーとは

a1180_008066キャンピングカーは、寝泊りできる設備を備えた車の日本だけでの呼称です。 広義では米国のRecreational vehicle(RV)、狭義では同様に米国での大型自走式「Motorhome(モーターホーム)」と同義を示します。ま た欧州ではドイツ語で牽引タイプをWohnwagenやキャラバン、自走式をWohnmobilと呼んでいるが、これらすべて含めて日本ではキャンピングカーと呼んでいます。Camping-carはフランス語では自走式のキャンピングカーを指しています。

日本の道路運送車両法では、特種自動車の使用目的「キャンプまたは宣伝活動を行うための特種な設備を有する自動車」に該当すれば特種用途自動車に区分され、8ナンバー取得(登録)が出来ます。

以下架装形態での区分の一例を紹介します。専門誌では「コンバージョン」の“バージョン”を削って「フルコン」「バンコン」と呼ばれたりしています。

 

 

フルコンバージョン(通称:フルコン)

専用のベアシャシー(フレーム,駆動系、エンジンなどのみ)にキャビンの全てを架装メーカーが製造したもの。生産国が北米のものは「RV」と呼ばれ「クラスA」に相当する。ドイツではVollintegriertes Wohnmobil相当。全長は7メートルを超えるものもある。

 

セミ・フルコンバージョン(通称:セミフルコン)

バスボディの運転席より後部にプラットフォームフレームを組み、ハウスボックスを床下より設計し、キャビンを一体化して設計・製作したもの。

 

キャブコンバージョン(通称:キャブコン)

キャブ付シャシー(含む、ピックアップトラック、S.U.V.、および、ワンボックス型車をベースにしたもの)にキャビンを架装メーカーが製造したもの。生産国が北米のものは「クラスC」に相当する。ドイツでは架装によりバンクのあるAlkovenやバンクのないTeilintegriertes Wohnmobilに相当。

 

バンコンバージョン(通称:バンコン)

バン、ミニバン、ワゴン等をベースに架装メーカーが改造したもので、専らキッチン、サニタリー、就寝スペース等車内架裝に重点を置いたもの。生産国が北米のものは「クラスB」に相当する。ドイツではKastenwagenに相当。

 

バスコンバージョン(通称:バスコン)

バス、マイクロバスのベースボディーをそのままに、架装メーカーが改造したもの。窓が大きいため断熱性が低いと言われる。ドイツではWohnbusseに相当。

 

軽自動車キャンピングカー(通称:軽キャンパー)

軽自動車の貨物車や乗用車をベースにキャンピングを目的として設計・製造したもの(8ナンバー取得は問わず。ただし軽自動車登録のこと)。このジャンルの中でもフルコンバージョン、キャブコンバージョン、バンコンバージョン、軽トラック用トラックキャンパーに分かれる。

 

キャンピングトレーラー

けん引装置(ボールヒッチ、フィフスホィール)によって牽引されるシャシー(フレーム、車軸系などのみ)にキャビンを架装し製造したもの。別名「トラベルトレーラー」、欧州製のものは「キャラバン」。

 

トレーラーハウス

基本的にトラベルトレーラーと同じだが、より大型で外観は家屋に類似しているもの 但し、床面積が37.16㎡を超えるものは含まない。別名「モービルホーム」「定置型トレーラー」「パークトレーラー」など。

 

カーゴ・トレーラー

けん引装置(ボールヒッチ)によってけん引シャシー(フレーム、車軸系などのみ)にボックスまたは荷台を架装し製造したもので荷積載を主な目的とするもの(キャンピング車とは異なる)

 

ボート・トレーラー

けん引装置(ボールヒッチ)によってけん引されるシャシー(フレーム、車軸系などのみ)を架装し製造したものでボートの積載を主な目的とする(キャンピング車とは異なる)

キャンピングカー搭載設備

キャンピングカー搭載設備

キャンピングカーに搭載される設備には、以下のようなものがあります。

 

トイレ

トイレとシャワー室を兼用したものが多い。臭気の問題や処理のしやすさから、簡易的なつくりのものが多い。トイレの汚物タンクを「ブラックタンク」と呼んでいる。また、据え付け型もあれば、溜めておく容器のついたポータブルトイレタイプもある。汚物の処理は煩雑であるが、トイレが無い場所でのキャンプなどでは重宝される。

 

シャワー

シャワールームが無く、キッチンからシャワー水栓を車外に伸ばして、車外でシャワーを利用する簡易なタイプも多い。ただし、シャワーは使用水量が多くなるため、大きなタンクを取り付ける必要が出てくるため、取り付けない場合も多い。

 

シャワールーム

大型車両に装備される洗面台とトイレ、シャワールームに1つにまとめた設備。

 

冷暖房設備

走行中はエンジンにより稼働するエアコンで冷暖房することが多いが、就寝時など、走行用エンジンを停止した場合や、走行用エンジンを持たないトレーラーでは、発電機を使用するか、キャンプサイトの商用電源を外部電源として利用し、ルームエアコンを稼動するものもある。暖房はFF式が一般的で、発電機やバッテリーでファンを回す強制循環方式と、電気を使用しない自然対流方式がある。

 

ギャレー(シンク)

一般的な四角いものから、2つ付いているもの、球型もある。コンパクトな車種に取り付けた場合、座席下に引き出し式にして車外で使用する構造の形もある。特種用途自動車(8ナンバー)にする際、構造要件における必須装備のひとつであるが、2003年以降は、これ以外の必須要件も満たさないと、8ナンバー取得は不可である。

 

冷蔵庫

ガスとバッテリー、AC100Vの3ソースがあるものを3way冷蔵庫と呼ぶ。何らかの方法でタンクに封入してあるアンモニアを熱し、それが気化する際の温度低下(気化熱)を利用し庫内を冷やすのである。気化後のアンモニアは冷えることによって液化しタンク内に戻る。このような構造のため冷却開始に時間がかかるため、家庭用とおなじコンプレッサー式の冷蔵庫もある。

 

ダイニングテーブル

ベッドを格納して、ダイニングルームとする場合が多いが、大型車両では専用のスペースとテーブルを持つものもある。

 

テレビ、ビデオ、DVDプレーヤー

山間部や走行中等で電波状態が悪い場合もあるため、ビデオも搭載される場合が多い。薄型テレビやDVDプレーヤーが主流であるが、以前はブラウン管式テレビデオが主流であった。

 

充電システム

エンジンルームの物とは別にバッテリーを備えているものが多く、エンジンがかかっている時の自車オルタネーター、発電機、外部電源からの入力を切り替えるスイッチと、複数のバッテリー(サブバッテリー)への充電を制御するアイソレーターを持つものが多い。太陽電池パネルや風力充電するものもある。

 

発電機

大電力が必要なクーラーや電子レンジは、バッテリーでの駆動は難しく、大きなバッテリーであっても、短い時間の使用が限界である。キャンプサイト等で外部AC電源が装備されている場合は問題ないが、外部電源をとれない場所でのキャンプは発電機を使う場合が多い。小型発電機を荷物室に積んでおいて、使用時に外に出して稼働させるケースが一般的である。また、小型発電機室を設け、そのまま発電させることがで出来るように、キャンピングカーメーカーが自ら設計・搭載した車種もある。

 

サイドオーニング

車体に取り付けられている、日避けテント。

 

サイクルキャリア

自転車を積む設備。これらの装備品は、ボートの呼び名に倣って、キッチンをギャレー、リビングをダイネット(ダイニング)と呼ぶこともある。

マナーを守って正しい走行

マナーを守って正しい走行

ほとんどのユーザーは、一般車(人)の迷惑となるような行動はしていないと思います。しかし、ごく一部のマナー違反車(者)も残念ながら存在していることは確かなのです。

全国の「高速道路のSA・PA」や「道の駅」など公共の駐車場において、不当に長く駐車または滞在したり、車から出る「生活ゴミ」を不当投棄するキャンピングカーのユーザーを退去させようという声が、最近、駐車場管理者(管理局)やマスメディアなどであがっております。

楽しくキャンピングカーで旅を楽しむためにも、マナーは守るようにしましょう。ほんのちょっとという気持ちや自分ひとりなら構わないだろうという考えは持たず、積極的に個人からマナーを守ってくださることを祈ります。

 

公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条
長期滞在を行わない
道の駅や高速道路のSA・PАなどは宿泊施設ではないので、そこにおける休息は、必要最小限の仮眠にとどめ、連泊・長期滞在を行わない。また、キャンピングトレーラーを公共の駐車場に放置して、むやみにヘッドのみで遠出をするようなことは避けましょう。
キャンプ行為は行わない
道の駅やSA・PAなどでは、たとえ短時間の休息であっても、オーニングを広げたり、椅子・テーブル・バーナーなどを車外に持ち出して、キャンプ場代わりに使わない。
電源から電気を盗まない
公共駐車場の洗面所を利用して食材を調理したり、そこの電源をキャンピングカーに接続したり、その電源を利用して炊飯したりするのはやめましょう。
ゴミの不当投棄はしない
旅行中や移動中に発生した生活ゴミは、ゴミ箱があっても投棄しない。また食器などは使い捨てのモノは避け、基本的にゴミは持ち帰ることを心がけましょう。
トイレ処理は控える
公共駐車場では、カセットトイレやポータブルトイレの処理は控える。また、その施設の水道設備を利用した給水は、できるかぎり控えましょう。
グレータンクの排水は行わない
生活排水用のグレータンクの処理も、その場で垂れ流したり、側溝に流したりしないように心がけましょう。
発電機の使用には注意を払う
公共駐車場における発電機の使用は、時と場合を充分に考慮し、他の利用客が休息している時や近所に民家があるような場所では、使用しないようにしましょう。
オフ会の待ち合わせは慎重に
オフ会やクラブミーティングで公共駐車場に集合する場合は、他の利用客から駐車場を占拠して騒いでいると誤解されないように振る舞いましょう。
車椅子マークの所に駐車しない
道の駅や高速道路のSА・PАにある車椅子マークの駐車スペースには、健常者のみが乗車している場合は駐車しないようにしましょう。
無駄なアイドリングをしない
無駄なアイドリングによる排気ガスの流出や騒音は、大気汚染や地球温暖化にも悪影響をもたらすので、エンジンストップを心がけECOドライブを行いましょう。

(出典:日本RV協会「キャンパーのマナー・ゴミ問題」より)

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